クラフトビールマニア CRAFT BEER MANIA

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エチゴビール/『ピルスナー』を飲んでみた

今日飲んでみたのは全国第一号地ビール醸造所と言われている新潟県を代表するブルワリー、エチゴビールさんの代表的なビール『ピルスナー』です。

 

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△とっても渋い金色のパッケージ!エチゴビールのロゴやデザインも古き良き感じがします。

先日ご紹介したRISE UP IPA やFRYING IPAとデザインのテイストが全く違います。同じ醸造所のビールとは思えないくらいです笑

「全国第一号地ビール」とラベルに書いてあるぐらいなのでエチゴビールの中でもっとも歴史が古く、昔のデザインのままなのかもしれません。

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概要

醸造所:エチゴビール株式会社

ブランド名:『ピルスナー』

公式URL:http://www.echigo-beer.jp/

特徴①:『ピルスナーなのに味濃いめ!』×『しっかりしたコクと爽やかな香り』

特徴②:チェコビールのスタイルで味も喉越しも本格派

特徴③:麦芽のコクが強いのにドライでごくごく飲みやすい一品

 

販売価格:288円

内容量:350ml

アルコール分:5.0%

原材料:麦芽・ホップ

色合い:少し濃いめの黄金色

そもそも『ピルスナー』ってどんなスタイル?

 

ピルスナーは日本の大手ビールメーカーが一般的に生産しているビール。日本問わずアメリカやドイツなど他国でも最も飲まれているビアスタイルかと思います。日本で言えばプレミアムモルツもアサヒスーパードライもキリンの一番搾りも特徴は違えどすべてピルスナーに分類されるビールです。

ペールエールやIPAなどとは違い、飲んだ時ののど越しが良く爽やかな苦みが楽しめ、ゴクゴク飲める『ラガー』に属すビールになります。(ペールエールやIPAは『エール』に属します)

ビールの歴史から見れば、ポーターやペールエールよりも実は新参者で1800年代中期に飲まれ始めました。1800年代と言えば様々な技術が発展している時代で、冷凍技術もこの時代に活性化し始めています。ピルスナーは冷えた環境で製造されていたのですが、冷凍技術が発達したため、どの季節でも製造することができるように。またそもそもエールビールと違って冷やして飲んだ方が爽快でおいしいため瞬く間に人気になりました。今までのビールの概念を覆したんです。

今まではホップの量を増やしたり、防腐処理については冷凍以外の手法がとられていたのですが、もはやピルスナーであれば冷凍することで保存も効くため輸出も容易、大量生産がされました。

日本でも恐らく『作りやすい』『大量生産しやすい』『どんな料理にも合う万能さ』で一番飲まれるスタイルにのし上がったのかと思います。

 

見た目

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透き通ったゴールド、というよりは少し濃いめ、少し半透明の黄金色。注ぐと泡は良く立ちますが、すっきりとしたサラサラの泡なので残りにくいです。

のど越し

口当たりは意外にもなめらか!

とろみすら少し感じます(キンキンに冷やせばあんまり気にならない程度です)。冷やして飲んだ方が絶対おいしいです。

口に含んだ瞬間に麦芽のコクとしっかりとしたチェコビールの味が広がるので「本格的なビールを飲んでる感」がすごいです。

なめらかでとろみが感じられるとは言いましたが後味はドライで飲みやすくガブガブ飲めちゃいます。

香り

香りはそんなに強くないという方も多いんですが、個人的には口を近づけるとしっかりフルーティなホップの香りが感じられます。この香りからの麦芽のコク、最高です。本当に美味しい。

総評

ビアスタイル、ラインナップの中での立ち位置をみても割とエチゴビールのスタンダードビールでそんなに特徴はないのかなと思いましたが結構飲みごたえがあるビールでした。

まさに本格派チェコビールといった印象で、飲みやすいですしアウトドアやテラス席でキンキンに冷やしたものを一気飲みしたいです。

こんな人/時におすすめ

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通常の爽やかなピルスナーよりも麦芽のコクがしっかり感じられて香りも楽しみたい方におすすめしたいです(かつごくごくいきたい方!)。

エチゴビールの代表的なビールではあるんですが、実は近くのスーパーや酒屋さんでなかなか見かけない一品。私は以前越後湯沢にスキーをしにいった際に越後湯沢駅で買いましたが、地元では今日まで出会うことができておらず、、

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たまたまどこかで見かけたらもちろん、見つからない場合は新潟に訪れる機会があれば是非忘れずに飲んでいいただければと思います。

 

是非お試しください。