クラフトビールマニア CRAFT BEER MANIA

クラフトビールを"身近"で楽しみたい人のための専門ブログ。"広く浅く"を避け、出来るだけ"詳しく"情報発信します。

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銭湯×クラフトビール!?オクトーバー銭湯フェスト

2018年10月10日(水)- 11月26日(月)の間、 高円寺の銭湯『小杉湯』にて銭湯とクラフトビールが混じり合ったイベントが開催されています。

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出展:オクトーバー銭湯フェスト公式ホームページより

ひとっ風呂浸かってからのビールほど美味しいものはありませんよね?このかけ算を聞いた瞬間から風呂に入りたくなりました。

唯一無二のミルク風呂や、熱々の湯船と水風呂を交互に入る『相互湯』がライターのヨッピーさんによって紹介されたことで有名な小杉湯さんが10月10日(銭湯の日)を起点に様々なクラフトビールを提供してくれるんです!

『小杉湯』について

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出展:小杉湯公式ホームページより

 

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出展:小杉湯内部図解。enya honamiさんのTwitterより

小杉湯は夕方3時半から深夜の1時45分まで営業されている昭和8年創業の歴史ある銭湯です。

平成15年に建物がリニューアルされてからは特に多くの銭湯好きが訪れている人気ぶり。数多くのイベントを開催したり、独自の湯船を複数展開しているなど普段銭湯に行かない人も楽しめる場所かと思います。

こちらの銭湯を利用する方々がリピートする一番の理由は以下写真を引用させて頂きました、『掛け流しの水風呂』と『ミルク風呂』。

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出展:小杉湯ホームページより

△ミルク風呂の素を使った、お肌に良いミルク風呂。ぬるめです。 

 

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出展:小杉湯公式ホームページより

△掛け流しの水風呂。地下水を使っているようで普通の銭湯にある水風呂と違い、塩素の臭いなし、温度も長めに浸かりやすい丁度よさが人気。

 特徴的なイベントもたくさん行なっているからでしょうか、最近はよくメディアに取り上げられている気がします。

『オクトーバー銭湯フェスト』って?

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出展:株式会社小杉湯リリースより

リリースでは、銭湯業界を盛り上げて行くことを目的としたイベントで、銭湯でクラフトビールを楽しめる場所を、5年後の2023年までに100銭湯まで広げる事を掲げた動きとのことです。

期間中は小杉湯のオリジナルクラフトビール『小杉湯ビール』が飲め、さらに常設で他12種類のクラフトビールも購入・飲むことができます。

更には、日によってどこかのブルワリーがポップアップストアを出すらしく、クラフトビールマニアにとってうれしい企画です。

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出展:株式会社小杉湯リリースより

△オリジナルビールは今後常時飲めるわけではなく、あくまでイベント期間中限定発売のようです。高円寺のブルワリー『アンドビール』が醸造しているビールです。

 期間中は風呂上がりにクラフトビールが飲めるだけでなく、ビールの香りを楽しめるというビール湯も特設されるらしく、、一体どんな入り心地なのか気になります。。

ビール湯は10月21日、22日のみ張られるようなのでお気をつけて。

どんなクラフトビールが提供されるの?

オリジナルビール以外にはコエドビール、デュベル、バーレンクラシック、志賀高原ビール、箕面ビールなどが楽しめるようです。

今回注目のポイント

小杉湯の古き良き雰囲気やビール湯、風呂上がりのクラフトビールだけでも行ってみたいですが、日によって特別なイベントが企画されており、そちらも合わせて楽しめそうです。

oktober.sento-saiko.jp

銭湯内でのアコースティックライブやダンス、人気漫画『宇宙兄弟』とコラボしたイベントも開催されるんだとか。

開催地『小杉湯』の詳細

住所:東京都杉並区高円寺北3-32-2

銭湯好き、クラフトビールマニアの方は是非参加してみましょう! 

エチゴビール/『こしひかり越後ビール』を飲んでみた

今日飲んでみたのは全国第一号地ビール醸造所と言われている新潟県を代表するブルワリー、エチゴビールさんのお米を使ったビール『こしひかり越後ビール』です。

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△こしひかりと大きく書かれた銀色のパッケージ。渋いですね。お米のイラストが描かれています。

先日ご紹介した『ピルスナー』とセットで新潟のお土産コーナーに販売されていることが多い銘柄です。逆にいうと新潟以外のエリアではなかなか酒販店に置いてないビールかもしれません。

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概要

醸造所:エチゴビール株式会社

ブランド名:『こしひかり越後ビール』

公式URL:http://www.echigo-beer.jp/

特徴①:『クリアな喉ごし』×『すっきりとした微炭酸』

特徴②:本来ならモルトのコクがくるところにほのかなお米の味わいが!

特徴③:じっくり楽しむよりキンキンに冷やしてぐいっと飲む。キレとすっきりとした喉越しを味わうビール。

 

販売価格:288円

内容量:350ml

アルコール分:5.0%

原材料:麦芽・米・ホップ

色合い:ゴールド

そもそも『ラガー』ってどんなスタイル? 

 

厳密にメーカーがビアスタイルを書いているわけではないですが、このビールはラガーに分類されるかと思います。

そもそもビールを大別すると『ラガー系』と『エール系』、そして『それ以外』の3種類になるわけですが、ラガーは日本の代表的なビールメーカーで多く作られている国内ではメジャーなスタイルです。

ラガーはラガー酵母を使って比較的低温の状態で発酵が進められるビールですっきりとした味わいと喉越しが爽やかでゴクゴク飲めるのが特徴です。

本来的には『ラガーの中の○○ビアスタイル』となるのですが、、公式に言われているわけではないですがおそらくピルスナーに分類されるかと思います。 

見た目

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以前ご紹介した同ブランドの『ピルスナー』よりも透き通った綺麗なゴールド透き通ったゴールドです。より濁りがなく明るい印象で見た目からガブガブ飲めそうです。注ぐと泡は良く立ちますが、すっきりとしたサラサラの泡なので残りにくいです。

のど越し

また比較になってしまいますが、『ピルスナー』と比べるとサラサラしていて喉越しがとってもすっきりしています。ホップ特有の苦味などはほぼ0に近く、逆に言うと苦くて辛口のビールを飲んだ時の『っっっかぁー!うまい』みたいな風にはならないです笑

実はホップ要素だけでなくモルトのコクも通常と異なっていて、おそらくモルトと一緒にこしひかりのお米を加えて醸造されているためコクが抑えめ、代わりにお米の風味が感じられるようになっています。

ただ、パッケージには『デコクション製法』が用いられていると書いてあり、一般的なインフュージョン製法と比べると麦芽のコクやうまみを引き出せる製法なのですが、、正直な感想はプレミアムモルツのようなコクは無いように思います。

とはいえ、決して旨味がないわけではなく、やはりこしひかりのお米を使っていることによって通常のビールよりはさっぱりしていたお米の旨味を感じられる状態に仕上がっていると考えられます。

炭酸は繊細ですがはっきり感じられる気持ちのいい炭酸で心地いいです。

キンキンに冷やした状態で乾杯した後の一口で半分ぐらい飲んでしまう飲みやすさ。セゾンビールのような良さがあります。

ちなみにデコクション製法とは?

ビールは基本麦芽のデンプンを酵素で糖化し、その糖を酵母でアルコールに変えることでできあがります。その糖化方法はいくつかあり、一般的なのは1つの釜に麦芽とお湯を入れて徐々に温度を上げていくインフュージョン製法です。

デコクション製法は釜を『2つ』用意し、一方の釜で100度近くまで麦芽とお湯を熱し、もう一方の釜に戻し温度を上げていく手間のかかる製法です。その代わり通常以上のコクやうまみを引き出すことができます。

香り

こしひかりを使っていることだけあってお米の香りがするのかな?と思いながらも、お米ってそもそも香りあったっけ?とふと思いました。

グラスに注いで鼻を近づけてみると麦芽の良い香りがわりとしっかりします。お米の要素は筆者的にはそこまでないように思いました。

総評

こんなにすっきりした辛口ビールはなかなかお目にかかれないです。飲む人の中には故に飲みごたえが少ないと感じてしまう方もいるかと思いますが、単純に飲みごたえを一口で味わいたい場合は刺激強め苦味強めのビールを選べば良いわけであって、乾いた喉を潤す、ゴクゴク飲みたい時にはとっても良いビールだと思います。

お米の風味と新潟のフレッシュなお水を飲んだ瞬間から感じられ、産地の特徴が楽しめるビールです。

こんな人/時におすすめ

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エチゴビールの中で、麦芽のコクをもっと味わいたいのであれば『ピルスナー』を、より爽やかで飲みやすいビールが飲みたいのであればこちらを選んでください。

料理の味を邪魔しない+お米の風味があるので日本食には抜群に合うと思います。

私は以前越後湯沢にスキーをしにいった際に越後湯沢駅で買いましたので、なかなかお住みの地域で出会えない方は新潟に旅行する際にお土産コーナーに立ち寄ってみてください。

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是非お試しください。

[京都|十条]工場で飲める!『京都醸造タップルーム』に行ってみた

2018年3月に、京都の近鉄十条駅から15分ほど歩いたところにある『京都醸造タップルーム』に飲みに行きました。

京都醸造というブルワリー、実はこのお店に行くまでは筆者は知らなかったのです。ブランドの名称が京都を代表するかのごとくシンプルでかなり歴史のある醸造所なのでは?という先入観があったのですが醸造を始めたのはほんの数年前なんですね。

度々びっくりさせられる訪問でした。

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京都醸造タップルーム

京都醸造タップルームの情報+簡易レビュー

・雰囲気:●●●●○

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△見た目は『工場』そのもの。外にはひっくり返された瓶箱のテーブルが!

正直十条駅から結構歩く必要がありますが、美味しいできたてのビールを飲む前の運動と思えば気持ち良い散歩です。

外観は黒色の工場そのもので、一見どこから入ったらいいかわからないです笑

KYOTO BREWINGと書かれたシャッター横のドアから店内に入ることができ、カウンターでビールを頼むことができます。

外は外で瓶箱に座って青空の下気持ちよくビールが飲めますし、お店の中にも広々とした空間が1F2Fにありどちらでも楽しむことができます。

普段飲むビアバーと違った雰囲気を楽しむことができてワクワクします。

・値段:●●●●●

さすが工場併設というだけあって、できたてのビール400mlがなんと600円で飲めてしまいます!普通のバーだったら900-1,000円はするところ、この価格はうれしいです。

フードは置いていないようなのですが、持ち込みは基本自由、お店の外にたまにデリバリーキッチンのミニバンがとまっていて500円前後のおつまみやバーガーが購入できます。

・ビールの種類:●●●●●

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△樽生ビールのタップは9個。京都醸造のビールが勢揃い。

ビールの醸造タンクからそのままパイプが繋がっているのでは?と思うぐらい工場に隣接したタップ。定番ラインナップから限定醸造のビールまで楽しむことができます。

他ブルワリーのビールは当たり前ですが置いてないであしからず。

・お食事メニュー:●○○○○

上でも書きましたがフードは提供されていませんので、事前に十条駅周辺でおつまみを買って持参するか、たまにきているデリバリーキッチンでの購入となります。

みなさんお惣菜やおつまみをビニール袋にいれて持参しているようでした。

・中毒性:●●○○○

正直遠い+基本土日のみの営業なので通うという感じではないのですが、京都に行った際には1度は立ち寄ってみたいクラフトビールスポットです。

地元の方も週末に仲間とご飯を持ち寄ってできたてのビールをいただくのは楽しいかもしれませんね。

 

・住所:京都府京都市南区西九条高畠町25-1

・行き方:近鉄十条駅から徒歩15分

・営業時間:※土日のみ※ 12:00 - 18:00LO 17:30
・定休日:ビールイベントなどがある場合はおやすみの場合有り。要チェック。

・ウェブサイト:https://kyotobrewing.com/

店内の雰囲気

住宅街を進んで行く中に急遽現れる黒い工場には驚かされますが、これから醸造所で作られた生ビールが飲める!と思うと、ワクワクが止まらない外観です。

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△アパートや一軒家、空き地のある普通の道にそびえ立つ工場。

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△オレンジ色のプラスチックカゴに木の板を乗せただけの席が外でお酒を飲むのにはいい感じ。結構外で飲む人が多かったです。

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△1Fにはビールを提供するカウンターと立ち飲みスペース。ガラス越しに大きなタンクを見ることができます。

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△2階は広々としたテーブル席スペース。天上も高いので開放感があります。(ここからも工場の中が見えます!)

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△京都醸造のコースターやグラスなど、グッズも店内で買うことができます。お土産に。

クラフトビールラインナップ

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△左にボトル2種、右にその日タップに繋がっているビールのメニュー。

2018年3月のドラフトビールラインナップは以下

1京都醸造 一期一会(セゾン)

2京都醸造 一意専心(BELGIAN IPA)

3京都醸造 黒潮の如く(BELGIAN STOUT)

4京都醸造 欧州の風(BELIGIAN BLONDE ALE)

5京都醸造 冬の気まぐれ(WHEAT PALE ALE)

6京都醸造 春夏秋冬(DARK SAISON)

7京都醸造 夕暮れに吠えろ(AMERICAN AMBER)

8京都醸造 深雪(STRONG WHEAT ALE)

9京都醸造 冬眠からの目覚め(BELGIAN IMPERIAL STOUT)

10京都醸造 強くあれ(BELGIAN DARK STRONG ALE)

お話を聞くと、ここを立ち上げたのはなんと日本人ではなく外国の方3名とのこと。なのにビールのネーミングはしっかり日本人っぽいところにもびっくりしました笑

3人が3人クラフトビールが大好きで、品質の高いものを認め扱う京都の文化に惚れ込んだ結果、2015年に醸造を開始したそうです。異国の地でこれだけ短期間に求められるビールを作ってしまうのはすごいことですよね。

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△1杯目はBELGIAN DARK STRONG ALEの強くあれ。名前に惹かれて飲みましたがかなり濃いめのビールでアルコール度数も高いので1杯で結構酔ってしまいました。まさに飲みごたえのある美味しいビールです。

どれが良いか迷ったらお店の人に尋ねると、その時期にしか醸造していないビールを教えていただけたりするのでお話してみてください。 

おすすめのお食事メニュー

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その日はラッキーなことにタップルームの外に上のミニバンが止まっていて、だし巻きバーガーやごぼうのフリットなどビールに合う料理が食べられました!

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△新じゃがポテトサラダ。シンプルイズベストでとっても美味しかったです。

こんな時におすすめ

土日限定、しかも駅からちょっと遠いので日常、というよりは週末のイベントとしてご友人の方や家族で遊びに行くことをおすすめいたします!

もちろんビール好きの京都トラベラーの方は立ち寄り必須です!

たまに土日でも閉まっていることがあるようなので行く時は事前にFacebookや公式ページを確認してみてくださいね。

[京都|烏丸御池]京町家スタンドバー『BEFORE9』に行ってみた

2018年3月に、京都の烏丸御池駅から徒歩2分ほど歩いたところにある『BEFORE9(ビフォア9)』に飲みに行きました。

東京目黒駅にあるANOTHER8の姉妹店で、古くからある京町家をリノベーションして作られたお店です。京都の歴史を感じられる部分は残しつつ、洗練されたデザインがとってもモダンな雰囲気を出しています。

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BEFORE9(ビフォア9)

BEFORE9(ビフォア9)の情報+簡易レビュー

・雰囲気:●●●●●

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△町家風の外観、間接照明で照らされた店名が印象的。

烏丸通に面したとってもオープンな入り口ですが、間接照明や暖色のライトと木材を使った内装でとっても落ち着いた雰囲気です。

1Fはいつも賑わっており、中が混んでいる時は半分外に出て飲んでいる方もちらほら。スタンドバーと聞くとガヤガヤしていて会話しにくい印象を受けますが、BEFORE9は決してうるさくなく、ゆっくり友人や恋人と話すことができます(2Fには座って飲めるテーブル席もあります)

・値段:●●●○○

キャッシュオンデリバリー式で先にフードとドリンクを注文します。樽生ビールは日本の銘柄がメイン、SMALLサイズ(240ml)が700円、MEDIUMサイズ(310ml)が850円、LARGEサイズ(480ml)が1,200円と平均的。

フードは基本一品料理もしくはおつまみメニューで500円-1,000円ほど。リーズナブルです。

その日の気分で飲む量やアテを調整できるのがうれしいです。

・ビールの種類:●●●○○

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△樽生ビールのタップは8個。レバーの長さが右肩上がりに伸びています。おしゃれ。

バーカウンターの奥に並ぶタップは8個。レバーのデザインは東京都目黒駅にあるANOTHER8とすごくよく似ています。提供しているビールはほぼ全て日本の銘柄。

筆者が伺った時は島根県を代表するクラフトビール醸造所、『松江ビアへるん』さんのビールが特集されていました。きっと時期によっていろんな地域のビールが楽しめるんでしょうね。

・お食事メニュー:●●●○○

スタンドバーなのでがっつり系のメニューは少ないですが、『燻製タコの唐揚げ』『マルゲリータ・ビアンコ』などビールに合う創作料理が楽しめます。メニューの種類も豊富なので色々頼みたくなってしまいますね。

・中毒性:●●●●○

烏丸御池駅から歩いてすぐの行きやすい立地なので気軽に立ち寄りたくなります。お店も京町家をモダンにリノベーションしたフォトジェニックなデザインなので、京都旅行の際にはどこかの一夜、訪問したくなります。

 

・住所:京都市中京区烏丸御池上ル二条殿町545

・行き方:烏丸御池駅から徒歩3-4分

・営業時間:17:00 - 25:00
・定休日:不定休

・ウェブサイト:http://sakahachi.jp/before9/

店内の雰囲気

一言で言えばオープンなのにとっても居心地が良いスタンドバーでした!1Fがスタンディング、2Fがテーブル席で座れるようになっており、混み合っている日でも比較的スムーズに入れます。

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△1Fの様子。一人で飲みに来ている人も2-3人でふらっと来ている人も。

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△2Fにはカウンターとテーブル席が数個あり、ゆったり飲めます。

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△白い壁にプロジェクターで映画やその日のイベントに使うスライドが。

この日はビアへるんさんのビールが飲めるだけでなく、ブルワリーの方がお店にいらっしゃってイベントが開催されていました(とっても楽しい!)。壁に写したプロジェクターでブルワリーの紹介やバラエティに飛んだビールの紹介がされ、お店に来ていたお客さんが一体になって楽しむ雰囲気がたまりません。

こういうイベントを時々でも開催してくれるビアバーはクラフトビールマニアにとっても嬉しいですよね。

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△イベント開催中は連れでもない他のお客さんとビールについて語る。仲良くなる。

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△ANOTHER8もそうですがインテリアがとってもおしゃれでお酒も美味しくなります。

クラフトビールラインナップ

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△この日はビアへるん特集なのでちょっとイレギュラーなメニューなのかも。

2018年3月のドラフトビールラインナップは以下

1松江ビアへるん せるぽあTaro's IPL

2松江ビアへるん ペールエール

3松江ビアへるん ゆずフレッシュ2017

4松江ビアへるん レモンヴァイツェン

5松江ビアへるん ゼウスビター2017

6松江ビアへるん ゴールデンスパークリング2016

7松江ビアへるん おろち隠隠岐誉2017

8松江ビアへるん ショコラNo.7 2016

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△1杯目はゆずフレッシュ2017。島根県のゆずをつかったフルーツビールのようで、酸味がしっかり前にでているのですが、同時にホップの苦味も聞いていてごくごく飲めるビールでした。

2階で飲んでいる方は飲みすぎて階段を踏み外さないよう注意してくださいね。いろんな種類を試したい場合はスモールサイズで頼むのも手です。

 

おすすめのお食事メニュー

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鉄板のおつまみから、ついどんなものか試したくなるネーミングの創作料理メニューが魅力的です。その日だけのスペシャルメニューが基本おすすめですが、周りを見渡していると本日の〆カレーを食べている人も多かったです。

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△ご飯を食べてから立ち寄ったためアテにはフライドポテトを頼みました。サイズ感が食後の飲みに丁度いいです。

こんな時におすすめ

とっても立ち寄りやすい立地・雰囲気のお店ですし、夜遅くまで営業されているので会社帰りやディナーの後に30分だけでもサク飲みすのにもってこいです。

実際、1杯飲んで帰る人もいればじっくりポータービールを片手にパソコンで作業している方もいらっしゃったので気兼ねなくビールを楽しめます。

京都には住んでいない方も、国内旅行先として行く機会があればアクセスが良いので是非立ち寄ってみてください。

[東京|浜松町]『Ottotto BREWERY 浜松町店』に行ってみた

2018年3月に浜松町駅/大門駅近くにお店を構える『Ottotto BREWERY(オットット・ブルワリー) 浜松町店』に飲みに行きました。

地下に広がる秘密基地的なビアバー。店内オリジナルのクラフトビールを醸造している、ブルワリー併設のクラフトビール専門店です。

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Ottotto BREWERY 浜松町店

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Ottotto BREWERY 浜松町店の情報+簡易レビュー

・雰囲気:●●●●●

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△入り口から通路を歩いた先のメインフロア。

浜松町駅北口からも徒歩4-5分で行けますが、一番近いのは都営地下鉄の大門駅A1出口です。出口をでると歩いてすぐ店舗が見つかります。

地下の隠れ家風ビアバーでとっても雰囲気がよく、お店の中でもいくつかエリアが別れています。貸切にもできる広めのメインフロア、2-4人で明るく楽しく飲めるテーブル席、奥にはライティングを暗くしてある落ち着いた席などオケージョンによって使い分けができそうです。

・値段:●●●○○

ビールの値段は良心的な価格ですが、料理を単品で頼むと、物によって少し高めの印象です。そのかわり、コースプランであればとってもお得に様々な料理が楽しめるので、がっつり食べる方は単品よりもコースで頼んだ方が良さそうです。

店内で醸造しているビールをその場で飲めて、レギュラーサイズ(380ml)が700円台で飲めるのはとってもリーズナブルだと思います!

・ビールの種類:●●●○○

筆者が訪問した時点ではオリジナルビールが5種、日本産クラフトビールが11種類ありました。 タップの数は18程あり種類は豊富です。国産のみで海外クラフトビールは提供していない、もしくは少ない印象でした。

・お食事メニュー:●●●○○

ケイジャン料理というスパイシーな料理がこのお店のオリジナリティかつメインディッシュです。独特のスパイスが病みつきになります。

それ以外にも生牡蠣やこだわりのステーキなど、見栄えもよく豪快な料理が多い印象です。

唯一惜しいのはメイン料理が単品だと少し価格が高いのと、ケイジャンメニューが提供されるバケツが予想以上に大きくて、少し中身が少なく見えてしまう点です。

・中毒性:●●●○○

メニューの内容や店内の雰囲気含めて、どちらかといえば大人数でのパーティや打ち上げに向いてそうな印象を持ちました。料理はインスタ映えするようなものが多く、クラフトビールもオリジナルで醸造所併設というインパクトがあるので食事を友人や職場の方と楽しむにはうってつけかと思います。

・住所:東京都港区浜松町2-1-5 クレトイシビル B1F

・行き方:都営地下鉄大門駅A1出口から徒歩1分

・営業時間:

[月 - 金]ランチ11:00〜14:30 ディナー17:00〜23:30

[土日祝]ディナー15:00〜22:00

・定休日:年末年始

・ウェブサイト:http://ottotto-brewery.jp/

店内の雰囲気

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街灯が少ないせいか、お店の前の道は暗いのですがお店のビルには象さんロゴの電飾看板が光っているっているのでわかりやすいです。

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△地下に向かう入り口。打ちっ放しに青色のロゴがおしゃれです。

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△階段をおりると象さんがお出迎え。

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△扉を開けると目の前に醸造スペース。インパクト大です。

内装インダストリアル風でかっこいいです。

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△メインフロアはテーブル席がいくつも並んでおり、プロジェクターでスポーツ観戦ができます。貸切の際にはマイクとスクリーンが自由に使えるとのこと。

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△メインフロアの奥には空間を区切って別のテーブル席が。より落ち着いて飲めそうです。

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△さらに奥に行くと二人席が。照明が少し暗めで良い雰囲気で飲めそうです。

クラフトビールラインナップ

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2018年3月時点のドラフトビールラインナップは以下

Ottotto BREWERYオリジナルビール

1アメリカンペールエール

2インディアンペールエール

3ヴァイツェン・ボック

4緋富士ビール

5白富士ビール

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国内産クラフトビール

1ベアレンクラシック

2こぶし花マイボック

3北海道麦酒メロンエール

4やくらいビール デュンケル

5いわて蔵オイスタースタウト

6オラホビール アンバーエール

7よなよなエール

8反射炉ビア太郎左衛門

9伊勢角屋麦酒ペールエール

10アウトサイダーバンイップオーストラリアIPA

11富士桜高原ビールラオホ

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△この日はインディアペールエールをオーダー。アルコール度数はそこまで強くなく、しっかりとした麦芽の風味が楽しめるIPAでした。

おすすめのお食事メニュー

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△おすすめは上のパーティプラン。飲み放題込でも5,000円以下で楽しめるので食事も兼ねて飲む場合はこちらの方がお得です。

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△オリジナルのソーセージ。とってもおいしいですし健康に配慮して作られているのもポイントです。

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△その時旬の食材を使用した料理も。どれもビールに合いそうです。

 

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△メイン級の料理はそこそこお値段はります。

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△この日オーダーしたのはボルケーノサラダ(ハーフ)とルイジアナケイジャンのコンボミート。味はとっても美味しかったのですが、コンボミートのバケツの大きさの割には内容量が少なくて少し残念。。(たまたまかもしれませんが、、)

こんな時におすすめ

東京のビジネス街でアクセスがとても良いのでぜひ会社の同僚と一緒に行くことをお勧めします。クラフトビールだけでなく料理も楽しめるのでお腹をすかせてパーティプランで盛り上がりたいですね。

浜松町駅に立ち寄る予定がある方は是非お試しください。

宅飲みのミカタ!『コストコ』でクラフトビールをお得にまとめ買い!

クラフトビールが買えるお店をご紹介するシリーズ第13弾です。今回ご紹介するのは、人気の会員制大型スーパー『コストコ(COSTCO)』さんです。

家族を持つ方が食品や日用品をまとめ買いする印象が強いですが、実はクラフトビールもしっかり置いていてまとめ買いできちゃいます!

▽クラフトビールが飲めるお店シリーズはコチラから

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△今回訪問したのは川崎倉庫店。めちゃくちゃ大きいお店です。

そもそも『コストコ』って?

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△巨大な倉庫の中、高い天井ギリギリまで積み上げられた商品、大きいカートに商品を次々と入れていくお客さん。

アメリカ生まれの巨大倉庫型スーパーで、ショッピングするために年会費を支払う必要があるのが特徴です。

たまにテレビ番組にも取り上げられたり、コストコ特集の雑誌があったり日本での知名度は高いかと思います。

2018年春時点で国内に26店舗あり、どれも駅から離れた郊外に店舗を構えていることがほとんどです(IKEAのようなイメージ)

会員になるためには年会費4,400円を支払う必要がありますが、生鮮食品からベビー用品、家電品など様々なものをお得に購入することができます。年会費も退会時に必ずかえってくるのであんまりたくさんは行かないかも、、という方でも安心して買い物ができます。

ついついいろんなものをまとめ買いしてしまうので、バスや自転車でくるよりも車で来た方が帰りが楽です。

普段利用している人が購入しているものを聞くとミネラルウォーターやパン、デザートなどをまとめ買いするという方が多いのですが、実はお酒のコーナーにクラフトビールが陳列されており、お得に購入できます!

どんなクラフトビールが置いてあるの?

置いてあるブランドは時期や店舗によって異なりますが、川崎倉庫店に行った際に見つけたクラフトビールをご紹介させていただきます。

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△広大な倉庫の一角にLIQUORコーナーがあります。

まず見つけたのはベアードビールさんのクラフトビール6本セット。

通常通販サイトや酒屋で3,000円前後するセット商品がここでは2,198円と800円程お得に販売されています!

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△ここまでがっつり積み上げられているとつい1パック、2パックとカートに入れてしまいます。

ベアードビールの横にはベルジャンゴールドの24本セットがずらり。

ベルジャンゴールド自体海外のビールですし、なかなか飲む機会はないと思いますが癖も少なくごくごく飲みやすい美味しいビールです。

こちらも本来2,800円前後するところ、1,998円と800円程安い値段で購入可能です。

 

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△上のビールはあまり見かけたことがないですが、フレンチクラフトビール(2種)6本セットとのこと。

日本ではなかなか目にすることのないブランドもたくさんありますが、その他オランダの『オランディア』や『モナスティルアビィビール』など多くのブランドが陳列されています。

ハイネケンやサッポロなど飲み慣れたビールももちろんたくさん置いてありますが、是非クラフトビール好きの方はここで出会った新しい銘柄、好きな銘柄をお得にまとめ買いしてみてください!

 

今回ご紹介した川崎倉庫店の基本情報

店名:コストコ 川崎倉庫店

住所:神奈川県川崎市川崎区池上新町3-1-4

営業時間:年中無休(1/1除く)10:00 - 20:00  ※12/31は8:00 - 18:00

エチゴビール/『ピルスナー』を飲んでみた

今日飲んでみたのは全国第一号地ビール醸造所と言われている新潟県を代表するブルワリー、エチゴビールさんの代表的なビール『ピルスナー』です。

 

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△とっても渋い金色のパッケージ!エチゴビールのロゴやデザインも古き良き感じがします。

先日ご紹介したRISE UP IPA やFRYING IPAとデザインのテイストが全く違います。同じ醸造所のビールとは思えないくらいです笑

「全国第一号地ビール」とラベルに書いてあるぐらいなのでエチゴビールの中でもっとも歴史が古く、昔のデザインのままなのかもしれません。

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概要

醸造所:エチゴビール株式会社

ブランド名:『ピルスナー』

公式URL:http://www.echigo-beer.jp/

特徴①:『ピルスナーなのに味濃いめ!』×『しっかりしたコクと爽やかな香り』

特徴②:チェコビールのスタイルで味も喉越しも本格派

特徴③:麦芽のコクが強いのにドライでごくごく飲みやすい一品

 

販売価格:288円

内容量:350ml

アルコール分:5.0%

原材料:麦芽・ホップ

色合い:少し濃いめの黄金色

そもそも『ピルスナー』ってどんなスタイル?

 

ピルスナーは日本の大手ビールメーカーが一般的に生産しているビール。日本問わずアメリカやドイツなど他国でも最も飲まれているビアスタイルかと思います。日本で言えばプレミアムモルツもアサヒスーパードライもキリンの一番搾りも特徴は違えどすべてピルスナーに分類されるビールです。

ペールエールやIPAなどとは違い、飲んだ時ののど越しが良く爽やかな苦みが楽しめ、ゴクゴク飲める『ラガー』に属すビールになります。(ペールエールやIPAは『エール』に属します)

ビールの歴史から見れば、ポーターやペールエールよりも実は新参者で1800年代中期に飲まれ始めました。1800年代と言えば様々な技術が発展している時代で、冷凍技術もこの時代に活性化し始めています。ピルスナーは冷えた環境で製造されていたのですが、冷凍技術が発達したため、どの季節でも製造することができるように。またそもそもエールビールと違って冷やして飲んだ方が爽快でおいしいため瞬く間に人気になりました。今までのビールの概念を覆したんです。

今まではホップの量を増やしたり、防腐処理については冷凍以外の手法がとられていたのですが、もはやピルスナーであれば冷凍することで保存も効くため輸出も容易、大量生産がされました。

日本でも恐らく『作りやすい』『大量生産しやすい』『どんな料理にも合う万能さ』で一番飲まれるスタイルにのし上がったのかと思います。

 

見た目

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透き通ったゴールド、というよりは少し濃いめ、少し半透明の黄金色。注ぐと泡は良く立ちますが、すっきりとしたサラサラの泡なので残りにくいです。

のど越し

口当たりは意外にもなめらか!

とろみすら少し感じます(キンキンに冷やせばあんまり気にならない程度です)。冷やして飲んだ方が絶対おいしいです。

口に含んだ瞬間に麦芽のコクとしっかりとしたチェコビールの味が広がるので「本格的なビールを飲んでる感」がすごいです。

なめらかでとろみが感じられるとは言いましたが後味はドライで飲みやすくガブガブ飲めちゃいます。

香り

香りはそんなに強くないという方も多いんですが、個人的には口を近づけるとしっかりフルーティなホップの香りが感じられます。この香りからの麦芽のコク、最高です。本当に美味しい。

総評

ビアスタイル、ラインナップの中での立ち位置をみても割とエチゴビールのスタンダードビールでそんなに特徴はないのかなと思いましたが結構飲みごたえがあるビールでした。

まさに本格派チェコビールといった印象で、飲みやすいですしアウトドアやテラス席でキンキンに冷やしたものを一気飲みしたいです。

こんな人/時におすすめ

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通常の爽やかなピルスナーよりも麦芽のコクがしっかり感じられて香りも楽しみたい方におすすめしたいです(かつごくごくいきたい方!)。

エチゴビールの代表的なビールではあるんですが、実は近くのスーパーや酒屋さんでなかなか見かけない一品。私は以前越後湯沢にスキーをしにいった際に越後湯沢駅で買いましたが、地元では今日まで出会うことができておらず、、

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たまたまどこかで見かけたらもちろん、見つからない場合は新潟に訪れる機会があれば是非忘れずに飲んでいいただければと思います。

 

是非お試しください。

ヤッホーブルーイング/『SORRY UMAMI IPA』を飲んでみた

今日飲んでみたのは、ヤッホーブルーイングさんのIPA(インディアンペールエール)『SORRY UMAMI IPA』。

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△日本らしい荒波に乗った傾奇者がラベルに。クラフトビール大国のアメリカに挑戦するべく作られたビールのためラベル裏の説明は英語で書かれています。

概要

醸造所:ヤッホーブルーイング

ブランド名:『SORRY UMAMI IPA(ソーリーウマミアイピーエー)』

公式URL:http://yohobrewing.com/

特徴①:『飲む前から感じる鰹節の香り』×『渋みのある苦味』

特徴②:ごくっと飲んだ後に感じる確かな旨味が新しい。

特徴③:アルコール度数6.5%ではあるものの飲みやすいIPA。


販売価格:288円

内容量:350ml

アルコール分:6.5%

原材料:麦芽・ホップ

副原料:かつお節・コリアンダーシード・オレンジピール

色合い:明るい黄金色

クラフトビールの本場アメリカにヤッホーブルーイングが挑戦すべく輸出専用として作られたビール。

ビアスタイルはExperimental White IPAという珍しい名称で、おそらくホワイトビールでよく使われているオレンジピール、コリアンダーシードと、かつお節という珍しい原料を使って引き立つホップの香りが特徴の”実験的な”IPAビールという意味合いなんだと思います。

日本でも時折メーカーサイトで購入できたり、メーカー直営のビアバーでドラフトビールを飲めたりするのですが、基本的には輸出専用ビールなのでなかなかお目にかかれない商品となっています。

そもそも『IPA(インディアンペールエール)』ってどんなスタイル?

周りの方に聞いてもIPAをこの『インドの青鬼』で知ったという方は多いようです。実はクラフトビールの中でも世界的に人気の高いビアスタイルで、通常のビールよりもずっと苦いため、最も印象に残るタイプだと思います。

ビアスタイルの名称にある『ペールエール』自体はホップの華やかな香りと苦味が特徴ですが、『インディアン』ペールエールとはいったい何が違うのでしょうか?

通常のペールエールとの違いを簡単に言ってしまうと、より『アルコール濃度が高く』、『ホップの苦みが増した』ビール。これにつきます。ペールエールはホップの香りや適度なモルトの苦みを楽しみつつ、ぐびぐび飲めますが、IPAはぐびぐび飲む、というわけにはいきません。

1700年代後半にイギリスの東に位置する醸造所でビールを生産していたジョージ・ホジソンという方が、当時イギリスの植民地であったインドで生活をしているイギリス人のためにビールを輸出し始めたのがIPAの歴史のはじまりです。

東インド商人がイギリスから何か月もかけてインドにビールを輸出する際、当然ですが長旅でビールの品質が悪くならないよう気を付けなければならないわけですが、IPAは通常よりもホップの量を増やすことで防腐効果を高めたそうです。

ただ、IPAだけが長旅に耐えられたビールであるという方も多いですが決してそういうわけではなく、黒ビールで知られているスタウトやポーターもこういった長距離輸出に耐えられていたそうなので、あくまで当時輸出に耐えられたビールの1種、と考えていただければと思います。

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見た目

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ヤッホーブルーイングのレギュラーIPA「インドの青鬼」と比べるとより明るく透明度の高い黄金色です。

驚いたのは泡立ちの良さ!泡立ち過ぎないよう側面から静かに注いだつもりが、以下のとおり泡が半分以上になってしまいました。。

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泡自体はしっかり固めでこぼれずにふわっと立ち上がります。おいしそう。

のど越し

今回はかつお節を使ったビールということで、香りをしっかり楽しむべく常温に近い状態で飲んだのですが比較的さらりとごくごく飲めました。冷やした状態はまだチャレンジしていませんが喉が痛くなるほどの炭酸、苦さという感じではなさそうです。

ごくっと喉を通った後長くしっかりとした苦味が感じられ、最後に和風の旨味が現れます。

香り

かつお節を使っているという事前情報のインパクトが強く、他のみなさんのコメントもかつお節の香りが強くするというものが多いですが、強く感じるのはやはりホップ特有のアロマです。

ただ、確かにインドの青鬼や他のIPAと比べると少し変わった香りでかすかにだしのような香りも感じられます。飲んだ後というよりは口を近づけた際の香りが強いです。

総評

ホップの香りが際立っていてとても美味しいビールでした。特段キワモノな感じもないのですが、飲んだ後に感じる旨味や少し変わった香りが好き嫌い別れる可能性もありそうです。

筆者的には香りを楽しむIPAとしてスカルピンIPAなどに近い印象。そういう意味ではIPAファンに好かれる仕上がりに感じました。

こんな人/時におすすめ

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苦味強めでキレのあるIPAというよりはしっかりとしたホップの香りを楽しみたい方にはおすすめです。

また、日本特有の副原料を使っているだけあって和食と合わせて飲むには相性抜群かと思います。

残念ながら2018年4月1日にヤッホーブルーイングの通販サイトで販売された後、8月12日現在、在庫がなくなってしまったようで現在国内での再販は未定とのこと。。

YONAYONA BEER WORKSや通販サイトで再度販売されることを祈りますが、本当に飲みたい場合はアメリカまで行くしかなさそうです。。日本ではレアなクラフトビールですが、是非出会えた際にはお試しください。

[東京|新橋]ヨーロッパビールを堪能!『COOPER ALE'S』に行ってみた

2018年3月14日(水)に新橋駅烏森口近くにある『COOPER ALE'S(クーパーエールズ)』に飲みに行きました。

ヨーロッパ各国のビールを豊富に取り揃えた、ブリティッスパブスタイルのビアバーです。

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COOPER ALE'S(クーパーエールズ)

COOPER ALE'S(クーパーエールズ)の情報+簡易レビュー

・雰囲気:●●●●○

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△新橋の雑居ビル3Fに隠れ家的に店舗を構えているCOOPER ALE'S

 

ビジネスマンの街、新橋駅の烏森口からでると、目の前にニュー新橋ビルが見えると思いますが、道を挟んですぐ向かいの雑居ビルにCOOPER ALE'Sはあります。

入口の扉から、暗めのライティング、オールドテイストな木製の机や椅子が、古き良きブリティッシュパブの雰囲気を十二分に出しています。

17時から営業開始のこのお店は大体どの時間帯に行っても賑わっています。ガヤガヤはしているんですが、雰囲気も相まってそんなに気になりません。むしろ楽しく飲めます。

基本仕事帰りの会社員の方々が仲間と楽しく飲んでおり、店員さんは次々にくる注文をしっかりこなしていってました。忙しそう!

カウンターでビールを注いでいる方はまさに仕事人という感じで、目の前に座っているお客さんに的確にビールを紹介するなど質の高い接客をされていました。

・値段:●●○○○

ビールはスモールサイズ(約300ml)が850-950円、パイントサイズ(約500ml)が1,000-1,400円ほど。他店と比べても高めの値段設定です。

国内ブルワリーのビールはほとんどなく、メインはベルギーやドイツなどヨーロッパの輸入ビールということもあり基本的にお値段が張るんだと思います。

ただし!他のクラフトビールが飲めるお店ではあまりない『Happy Hour』があり、17:00-19:00の2時間は特定のビール(私が訪れた日はギネスとグリセットブロンシュ)が150円引きになります!早めに行ける方は是非。

ゴクゴク飲める雰囲気ですし、種類も豊富ですが飲み過ぎちゃうと結構危ないかも?

フードはおつまみや小皿メニューが500-700円、フィッシュ&チップスやピザなどメインの料理が900-1,000円ほどで程よくリーズナブルです。

・ビールの種類:●●●●●

樽生ビールは常時15種類、ヨーロッパビールが6-7割、アメリカンビールが2-3割、たまに日本のクラフトビールといった感じです。入って小一時間ぐらい立つとタップに繋げているビールを入れ替えることも結構あります。

その他ドラフトビール以外にも瓶ビールを多く取り揃えていますので、ヨーロッパビールを十二分に堪能することができます。

・お食事メニュー:●●●●○

フードメニューはとってもおいしいです!特にフライ系のフィッシュ&チップスは絶品。ビールが進む進む。。

ブリティッシュパブのフィッシュ&チップスと聞くとものすごく大きいサイズを創造しますが、一応Sサイズという小ぶりのメニューもあるので女性の方や小食の方でも安心して看板フードメニューを楽しめます。

・中毒性:●●●●○

駅からめちゃくちゃ近いですし、混みやすいとはいえ入れなかったことは余りないので、新橋でクラフトビールを飲みたいとなったら間違えなく候補に入ります。

中毒性が高いのはフィッシュ&チップス!しっとり系の魚の身とふわカリ触感が絶妙な衣が病み付きになります。これが食べたくてリピートしちゃうかもしれません。

 

・住所:東京都港区新橋3-16-3 烏森ビル3F

・行き方:JR・メトロ・都営新橋駅烏森口から徒歩2-3分。

・営業時間:

[月 - 木]17:00~25:00

[金]17:00~26:00

[土]17:00~23:30

[日曜祝日]17:00~23:00

・定休日:無し

・ウェブサイト:http://www.cooperales.com/index.php

店内の雰囲気

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△ニュー新橋ビル向かいの雑居ビル。一見見つけにくいですが、吉野家のすぐ横にあります。

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出典:COOPER ALE'S公式Facebookページより

△緑の背景に、ラクダが椅子でくつろいでいる看板が目印

店内は暗めのライティングで大人な雰囲気。きどった内装ではなくウッディで良い意味で古い時代のパブみたいでした。

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△壁にはヨーロッパビールのラベルがずらり

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△窓際には世界中のボトルビールがずらり

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△カウンターにはお1人様もたくさん。みなさん奥にいる店員さんと楽しそうに話しています。

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△店内にはいくつかの部屋があり、それぞれの部屋に4人掛けテーブルが並んでいます。実際ちょっと狭いのですが、全然気にならないです。

クラフトビールラインナップ

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出典:COOPER ALE'S 公式ウェブサイトより

 

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2018年3月14日時点のドラフトビールラインナップは以下

1神田エール(日本)

2グリセット・ブロンシュ(ドイツ)

3ルプルス・ブロンド(ドイツ)

4ブロウチェク・ラガー(チェコ)

5ケーニッヒ・ルードヴィッヒ・ヴァイスビア(ドイツ)

6シュレンケルラー・ラオホ・メルツェン(ドイツ)

7ギネス(アイルランド)

8ホブゴブリン(イギリス)

9フラーズ・ダムソンポーター(イギリス)

10アドナムス・ゴーストシップ(イギリス)

11プラヤ・ココバンガー(エストニア)

12STONE GO TO IPA(アメリカ)

13ニーディップ・ルプリンリバー(アメリカ)

14南信州ビール ヤマソーホップ(日本)

15飛騨高山麦酒 カルミナ(日本)

ヨーロッパビールを中心に、珍しい国のビールも合わせて楽しめます。

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△ベルギービールリスト

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△レッドビールとランビックリスト

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△ドイツ、イギリス、アイルランド、アメリカ、オーストリアビールリスト

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△この日はまずメニューの先頭にあった神田ビール(ヨーロッパビールじゃないのかよ!)神奈川県厚木ビールがCOOPER HOUSE ALEとして限定醸造しているそうです。軽くて優しい甘味がおいしいです。

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△定番のギネス。安定したクリーミーさとロースト感。

おすすめのお食事メニュー

★フィッシュ&チップス
・フィッシュ&チップス(Sサイズ)
・チキン&チップス
・チップス&チリビーンズ
・チップス&サワークリーム 
・チップス(ポテトフライ)
・シェパーズパイ 

・ドイツ産ソーセージの盛り合わせ 
・チーズの盛合わせ 
・牡蠣の燻製
・ジャークチキン
・オイルサーディン 
・バッファローチキン

・アンチョビとガーリックのPizza
・目玉焼きのPizza
・クワトロチーズのPizza
・サラダのPizza

etc・・・おすすめは★のフィッシュ&チップスです!激ウマです。

 

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△普通サイズは自身がなかったのでSサイズを。それでもおっきい、、!

周りの席の注文を聞いても大体フィッシュ&チップスを頼んでいるほど定番のメニュー。

フィッシュ&チップスって使っている白身魚によってはパサパサ系とシットリ系に分かれるのですが、こちらは圧倒的に後者。しっとりした身がおいしくて飽きません。

衣もカリカリ過ぎるとむしろ上顎に刺さっていたいのですが、ふわふわサクサク絶妙な触感。

一緒についてくる特性タルタルソースとビネガーをかけると絶品です。

 

こんな時におすすめ

お1人でも仲間と飲みに行くのでもどちらでも楽しめそうです。

筆者は今回友人と訪れたのでカウンターの様子は少ししか見れなかったのですが、結構みなさんカウンター越しに店員さんとビールの話で盛り上がっていました。中にはしっぽり飲む人も。

ただどちらかと言えば、隠れ家的パブの雰囲気の中で仲間数人とワイワイ飲むのが個人的には楽しいと感じました。

新橋駅に立ち寄る予定がある方は是非お試しください。

CRAFT BEER MANIAのオリジナルロゴができました!

皆さん、いつもCRAFT BEER MANIAを読んでいただき、誠にありがとうございます。

2017年9月にオープンしてから半年が過ぎました。とっても早く感じます。

この記事が100記事目となりますので、満を持して当ブログの新しいロゴを紹介させて頂きます!

 

その名も『ビアレックス』君!

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名前:ビアレックス

種族:恐竜

性別:オス

性格:マニアック、まじめ、地頭はそんなによくない

趣味:クラフトビールをがぶ飲みすること

 

ブログをオープンさせた時からずっとオリジナルのロゴがほしかったのですが、正直当時はブログが続くかどうかも不安でしたし、筆者自身絵心もなかったのでフリー素材を使っていました。

 

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△旧ロゴ:グラスにビールを注いだアイコン。本当に仮のようなアイコンでしたが、これはこれで半年も使っていると愛着が湧きます。。

そこで、100記事達成が見えてきて、読者の方もありがたいことに増えてきたこのタイミングで、私の友人(クリエイター)に当ブログのロゴ、キャラクターを生み出してほしいと頼んだところ、快く引き受けてくれたんです!

付き合いの長い友人なので、筆者自身の性格も良く把握していて、当ブログのテイストやコンセプトも踏まえた上で、最高のキャラクターを生み出してくれました。

デザインを考案してくれたクリエイター『藤原 未歩』さん

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藤原 未歩 Miho Fujiwara

共感力・汲み取る力が普通の人よりも圧倒的にあるクリエイターさんです。

今回のロゴも一発で描いたものではなく、10-20のデザイン案を経て生まれたのですが、実は数多くの案の中でも最初の方のアイデアだったんです。

二人で打ち合わせしたときに、このロゴがやっぱり一番輝いていました。

結構真面目にかいている(つもり)のこのブログのマニアックさと、筆者自身の抜けていたり自由人な感じが絶妙に組み合わさっていて迷いなく決めました。

今後について

皆様が『あ、このお店いってみたい』とか『このクラフトビール飲んでみたいな』と思えるように、クラフトビールライフが少しでも潤うような情報発信をしていきたいと思います。

もはやビアレックス君が飲み歩いてこのブログを書いているものだと思って頂ければ幸いです笑

今後も投稿の頻度や数にブレがあるかもしれませんが、真面目に書いていこうと思いますので、暖かく応援してください。