ヤッホーブルーイング/『東京ブラック TOKYO BLACK』を飲んでみた
今日飲んでみたのは、ヤッホーブルーイングさんのロブストポータービール『TOKYO BLACK』。
△黒背景に雲に隠れる満月があるパッケージが特徴。下には月を見上げる力士が。
概要
醸造所:ヤッホーブルーイング
ブランド名:『東京ブラック TOKYO BLACK』
公式URL:http://yohobrewing.com/
特徴①:『香ばしさ』×『独特な甘味』×『なめらかなコク』
特徴②:最初はフルーティな香りが、一口飲むとローストされた香ばしい香り。
特徴③:苦み以上に独特な『甘さ』が特徴。ビターチョコのようなおいしさ。
特徴④:のど越しなめらか、コクのある黒ビール。
販売価格:288円
内容量:350ml
アルコール分:5.0%
原材料:麦芽・ホップ
副原料:無し
色合い:黒
最近ヤッホーブルーイングのビールは駅の近くにあることもありローソンさんで購入しています。『僕ビール、君ビール』『よなよなエール』『水曜日のネコ』に続きヤッホーブルーイングブランド4つ目。このブルワリー唯一の黒ビールです。
そもそも『ロブストポーター』ってどんなスタイル?
ビアスタイル『ポーター』は黒ビールのことなのですが、実は色で区別されて2種類あります。東京ブラックのように黒い色のポーターを『ロブストポーター』、茶色い色をしたポーターを『ブラウンポーター』と呼ぶそうです。
今では東京ブラックだけでなく、販売されているほとんどのポーターがこの『ロブストポーター』に当たります。同じく黒ビールである『スタウト』との違いについて、あまり知られていないかもしれませんが、実は全く違うビールではなく『ポーター』にローストされた大麦を加えたものが『スタウト・ポーター』と呼ばれています。つまりポーターが原型、スタウトがその派生形ビアスタイルになります。
スタウトというのは英語で『力強い』という意味で、上記の通りローストした大麦が加わっているのでポーターよりも風味が強くなっています。
では『ロブスト』はなにかと言いますと、これもイタリア語にはなりますが『強い』という意味になります笑 なので私はもうロブストポーター≒スタウトだと思っています。
ちなみにポーターというのは『運搬人』という意味で、ロンドンでこのビールがつくられたときに運搬人に好んで飲まれたから、という説があるそうです。
見た目
真っ黒です。泡も黒味を持った白で見た目はすごい重たそうな雰囲気を出しています。
香り
グラスに注いだ最初はフルーティな香りが、口に含むとローストされた麦芽(モルト)の香りが力強く感じられます。モルトの香りだけでなく、ほんのりビターチョコレートやココアのような香りも感じられます。
のど越し
ローストされたモルトとホップがどちらも苦みを出していますが、口当たりものど越しもとても滑らかで飲みやすいです。アルコール度数も低いのですが、味はしっかり目、濃いのでゴクゴク飲むというよりはじっくり楽しむビールです。
総評
他ブルワリーが出すスタウトやポーターと比べるととても飲みやすいです。甘味もくどくなく口当たりも滑らかなためおいしく味わえます。ただ味は濃いめなので一日1杯で十分笑 『こうばしい香り』や『コク、芳醇な味わい』を楽しめます。
こんな人/時におすすめ
是非夏ではなく、秋冬の肌寒くなった季節にお楽しみください。ローストされた大麦の香りや黒ビール特有のコク、甘さを味わうにはこの季節がベストです。暑い季節に飲むさっぱりとしたビールもいいですが、じっくり味わうのもビールの醍醐味です。
是非お試しください。