小西酒造／『ショコラプレミアム』を飲んでみた
今日飲んでみたのは、兵庫県伊丹市に醸造所を構える小西酒造（長寿蔵ブルワリー）の『CHOCOLA PREMIUM(ショコラプレミアム)』です。バレンタインデーということもありチョコエールを飲んでみました！
日本酒の白雪で有名な小西酒造さんから出ている限定品で、本場のベルギービール醸造責任者も惚れ込んだという独自のレシピで作られているそうです。
△KONISHIビールシリーズは黒瓶に白ラベル、ローマ字がデフォルト。瓶首には2012年Australian International Beer Awardsの受賞のマークが。
概要
醸造所：小西酒造（長寿蔵ブルワリー）
ブランド名：KONISHIビール限定品『CHOCOLA PREMIUM(ショコラプレミアム)』
公式URL：http://www.konishi.co.jp/product/list.php?id=3
特徴①：『高級感のあるベルギーチョコの風味』×『苦味と甘味の絶妙なバランス』
特徴②：アルコール度数控えめで飲みやすく、モルトにはないチョコのコクが楽しめる
特徴③：味の濃い料理ではなく酸味のあるクリームチーズやドライフルーツと一緒に。
販売価格：630円
内容量：330ml
アルコール分：4.5%
原材料：麦芽、カカオ、ベルギーチョコレート、ホップ、香料、カラメル色素
色合い：濃いカラメル色
そもそも『チョコレートビール』ってどんなビアスタイル？
筆者としてはチョコレートビールというビアスタイルかなりマイナーだと思っています。
が、日本地ビール協会が発行している『ビアスタイルガイドライン』にはしっかりとチョコレートビールというスタイルがあると明記されておりました。
あまりなじみがないので協会の説明を抜粋引用させていただくと、
チョコレートビールとは、ダークチョコレートまたはココア(いずれも固形、パウダー、エッセンスを問わない)を使い、ホップのアロマ／フレーバー以外に(もしくはホップのアロマ/フレーバーに加えて)、特異なキャラクターを持たせたビール。
チョコレート／ココアの香りのレベルは、ほのかに感じられる程度から強いものまで自由。ホップのアロマとフレーバーを低く抑え、チョコレートの香りだけで特徴をつくりだしてもよい。
しかし、チョコレートの苦味が強過ぎてはいけない。ホワイト・チョコレートを使ったビールは、このカテゴリーには含まれない。
とあります。
ベルギーチョコレートとカカオを副原材料として入れているこのビールはまさにこれに該当しそうです。
香りについてはチョコレートをどれだけ主張させるかはブルワリーの自由らしいのですが、こと苦みについてはチョコレートの苦みが強く出てしまうのはNGとのこと。面白いですね。
見た目
真っ黒というよりは、濃いカラメル色。泡はほどほどに立ちます。注いだ際のとろみ感はあまりなく、さらさらした見た目です。
のど越し
さっぱりしたのど越しでした。喉に絡み付くこともなく、すっきりと飲めます。スタウトのようにこってりとしたアフターはなく、アルコール度数も低いので軽く飲めます。
飲んだ時に感じる苦みはビターチョコレートのもの、というより、そこはモルトの苦みを感じました。
香り
香りはまさにベルギーチョコレート・カカオそのもの。見た目が黒ビールなので鼻を近づけるとローストされた大麦の香りがするかと思ってしまうのですが、ロースト感は一切なく、チョコレートそのものです。
総評
賛否両論ありそうなビールですが、筆者としてはとてもおいしいビールだと思いました。
『ショコラ』とあったので結構ジュースやスイーツ感が強いのかと思いましたが、飲んでみるとチョコレートはあくまで香りとコク、苦みはしっかりとモルトの苦みでビール感はしっかりありました。バランスも良く、確かにクリームチーズやドライフルーツなど少し酸味がある食材との合わせが良さそうです。
瓶首に書かれていたアワードですが、Australian International Beer Awardというビール審査会での受賞歴のようです。
数ある世界のビール審査会の中でも最大規模で、毎年300近いビール醸造所、1,000を超える銘柄のビールが出品しているそうです。
※日本のブルワリーだとコエドブルワリーや常陸野ネストビールで有名な木内酒造が受賞しているとのこと。
由緒正しいこのアワードで銀賞を2012年に取っているのはすごいことだと思います。
こんな人／時におすすめ
季節限定のビールとのことで、レギュラーラインナップではないそうなのですが非常においしいですし、特定のオケージョンではかなり人気がでそうな印象をもちました。
ちなみに筆者は１月に成城石井さんで購入しています。
例えばフィンガーフードを並べたパーティには抜群に合いそうです。もちろんバレンタインにも。
『あげたくなる』『パーティにもっていきたくなる』そんなビールでした。
是非お試しください。
