【保存版】ふるさと納税でクラフトビールを『お得に』に楽しむ方法
本記事では、家計が厳しくて好きなのにクラフトビールが飲めていない方や、近くにクラフトビールを置いている販売店が少なくて飲む機会が少ない方にオススメの『ふるさと納税を使ったクラフトビールの楽しみ方』を紹介させていただきます。
結論からお伝えすると、
『特定の自治体に納税することによって、実質2,000円の負担で6,000円以上する"クラフトビール24缶セット"が手に入る』仕組みになります。
※上記内容は1例となります。実際には納税先や選ぶ商品によって手に入るものは変わります。
この記事では順を追って説明をしていきますが、具体的な方法だけ知りたい方は下部までスクロールをお願いします。
ふるさと納税自体は、最近良くメディアに取り上げられていたり、CMで見かけることも多くなりました。
ただ実際に利用しない限りは投資に対しての感覚と似ていて,
『なんとなく良いんだろうけどまぁやんなくてもいいか』
といった感覚の方が多いのではないでしょうか?
ふるさと納税サイト【さとふる】CM「ふるさと納税ならさとふるでしょ!ここ俺ん家だな」篇(https://www.satofull.jp/)b_cp
△2017年秋口から放映されはじめた、ふるさと納税サイト『さとふる』のCM。
上記『さとふる』さんのCMがふるさと納税とはなにか、の部分をあえて割愛しているのは15秒という時間の中で説明するのが難しいからだと思います笑
とはいえ、株やFXのように深い知識が必要かでいうとまったく必要なく、リスクもないので,是非これを機に試してみてください。
ふるさと納税ってなに?
ふるさと納税とは、その名の通り自身のふるさととなる町、もしくは故郷や生まれ育った町でなくとも、旅行して好きになったり応援したい町の自治体に寄附ができる制度です。
寄付を行うと、以下3つのメリットを享受することができます。
①所得税や住民税の還付、控除が受けられる
②寄付先の自治体から特産物などの『お礼の品』がもらえる
③自分が寄付したお金を自治体にどう使ってほしいか『お金の使い道』が指定できる。
具体的には後述しますが、
『税金の控除』『お礼の品』『好きな街への貢献』
の3つをリスク無しで享受することができるんです。
私が最初に聞いたときは、自分の故郷が観光地でも、特産物があるわけでもなかったので『きっと北海道とか京都とか、特産物がある町が故郷の人が自分のふるさとを想って寄付する高尚な精度なんだろうなー』といった風に勝手に解釈していました。
実際にはふるさと納税サイトに掲載されている自治体であればどこにでも納税できるので、変な話『自分がこの制度で手に入れたいお礼の品』から寄付先の自治体を選んでも大丈夫です。
ふるさと納税の普及率について
総務省自治税務局市町村税課 平成29年7月4日 ふるさと納税に関する現況調査結果レポートより
△ふるさと納税の受入額及び受入件数(全国計)
いったいどれくらいの人が今ふるさと納税を使っているかというと、
・2014年利用者数43.5万人→2015年利用者数129.5万人 (約3倍の増加)
・2016年に1,271万件の申込み(前年の1.8倍増)なので、利用者数の増加率も同程度と考えると約230万人は利用している計算に。
2014年→2015年に飛躍的に納税額や受入件数が増えている理由は色々ありますが、一番は2015年から「ふるさと納税ワンストップ特例制度」という新しく画期的な制度ができたことがあげられます。
この制度は、条件がそろっている場合(会社員の方に当てはまる場合が多いです)、『確定申告をしなくても税額の控除が受けられる』
というもの。
つまるところ、より簡単に手間をかけずに納税できるようになったので利用する人が増えたという事なんです。
ふるさと納税の仕組み-①税金の控除について-
まず寄付先の自治体を選んで寄付を行うと、2,000円を越える寄付額について税金が控除されます。※控除上限額内に留まる。
例えばある自治体に30,000円寄付を行った場合は、
30,000円(寄付額総計) - 2,000円(自己負担額) = 28,000円
が自身の所得税や住民税から控除されるんです!
もちろん、注意点はあります。大きくは2つ。
- 控除上限額をしっかりチェックする事
- 控除がしっかりされるように申請書をちゃんと期限内に書くこと
ふるさと納税を行う場合、納税額の全てが控除されるわけではなく、納税者の年収や家族構成によって控除される金額が異なります。
自分の給与や家族構成をしっかり確認した上で、上限額の目安を把握し、その範囲内で納税することで自己負担額を最小限にとどめることができます。
▽参考までにふるさと納税サイト『さとふる』さんの早見表が分かりやすいので紹介
考え方としては、年収が高く家族構成が少ないほど上限額が高くなります。
上限額を踏まえて適切な額を納税したとしても、税金控除を受けるためには申請が必要になります。
申請の種類は『確定申告』もしくは『ワンストップ特例制度』の2つです。
確定申告の場合
特に寄付先の自治体数に制限もなく申請ができますが、毎年1回必ず税務署に寄附金受領証明書という書類を確定申告書類と一緒に提出する必要があります。
個人事業主の方など、確定申告を既に行っている方であれば特段問題ないかと思いますが、確定申告とは無縁の会社員の方にとっては正直面倒だったり方法がわからないのではないかと思います。
申請後、納税額の1部を所得税から還付、住民税からの減額という形で控除されます。
ワンストップ特例制度の場合
確定申告の場合との違い、最大のメリットとしては税務署に書類を提出しなくても寄付先の自治体に簡単な申請書を送れば良いという『手軽さ』にあるかと思います。
そのかわり1年間で寄付できる自治体の数は制限があり、最大5自治体までとなっております。
控除の内容も確定申告の場合と異なっており、納税額の1部を住民税から全額控除する形となります。
ふるさと納税の仕組み-②お礼の品-
特定の自治体に寄付を行うと、その自治体から寄付時に選択した『お礼の品』が送られてきます。
多いのは特産物の食材(海鮮、肉、米など)だったり、自治体によっては家電(タブレットや掃除機など)といった実用性のある商品がもらえたりします。ふるさと納税の醍醐味ですね。
合わせて納税した証明となる『寄附金受領証明書』も届きますのでしっかり保管しておいてください。
上記記載のワンストップ特例制度を使う場合は、寄付を行う際に必ず『寄附金税額控除に係る申告特例申請書』を自治体に送ってもらうよう手配する必要があります。
ふるさと納税の仕組み-③寄付金の使い道選択-
寄付したお金の使い道を選べるのもふるさと納税の良いところです。
特に自分が気にしている町や自治体であれば、どのように自分が貢献できるのか決められるのはうれしいですよね。
自治体によって寄付金の使い道は様々ですが大まかには以下があげられます。
- 教育/人づくり
- 健康/医療/福祉
- 子育て
- 環境
- 地域産業振興
- スポーツ/文化振興
- まちづくり
- 観光
- 安全
- 災害支援
ふるさと納税を使ってお得にクラフトビールを楽しむ方法
お待たせいたしました。それではご紹介した仕組みを使ってクラフトビールをたっぷり、お得に楽しむ方法をご紹介いたします。
1.まずはふるさと納税サイトを選ぶ
ふるさと納税は直接自治体に連絡するというよりも、とりまとめをしている納税サイトから申請することがほとんどです。
有名なサイトを一部ご紹介。他にもいっぱいありますが、まずは以下でお試しするのが良いかと。
- さとふる 個人的に最も使いやすい、ユーザビリティNo.1のサイト。
- ふるさとチョイス 一番の老舗。掲載自治体数・商品数が最も多い。
- ふるなび 一般的なお礼の品以外にも電化製品が充実しているサイト。
クラフトビールの掲載が多いのは、
ふるさとチョイス > さとふる > ふるなび の順。
サイトによって申請方法や支払方法などが異なるので最終的には自分に合ったものを使って頂ければと思いますが、個人的には『さとふる』さんのサイトが一番使いやすく、掲載数も申し分ないので重宝しています。初めての方にもおすすめです。
2.寄付したい自治体、お礼の品を選ぶ
本記事ではクラフトビールをお得に楽しむ方法の1例として、ヤッホーブルーイングさんの『よなよなエール24缶セット』を手に入れる方法を紹介いたします。
なぜヤッホーブルーイングさんの24缶セットかというと、還元率が他のお礼の品と比べて比較的高いからです。
ふるさと納税における還元率とは、寄付する金額に対してお礼の品がどれだけの返戻率で貰えるか示した数字になります。
寄付金に対してお礼の品の価値(金額)が高いほどお得、ということです。
よなよなエール24缶セットの場合は、ヤッホーブルーイングのサイトに記載のある価格を参考にすると1本267円(税込)、24本なので6,408円の価値があります。
例えば、さとふるで掲載されている静岡県藤枝市をみると、15,000円の寄付金で夜な夜なエール24缶セットがお礼の品としてもらうことができます。
よなよなエール1ケース(ヤッホーブルーイング) 350ml×24本 | お礼品詳細 | ふるさと納税なら「さとふる」
還元率の計算方法は、
お礼の品の金額 ÷ 寄付金額 × 100
なので、6,408円 ÷ 15,000円 × 100 = 42.7% となります。
ふるさと納税の還元率平均はおよそ50%と言われていますが、クラフトビールに関して言うと平均が20%-30%ほどなので比較的高い還元率かと思います。
そもそも上限額までは2,000円の負担であらゆる地域のクラフトビール・地ビールが楽しめるので還元率うんぬんはある程度気にして、思う存分好きな自治体のビールを楽しむことが一番です!
筆者は1年に3-4自治体ほどに寄付をし、合計50-60本/年は2,000円の負担の範囲内でクラフトビールを楽しんでいます。
3.申込みをウェブ上で行う
ふるさと納税サイト『さとふる』を例にフローを説明します。
①納税先を選択
②お礼品が決まったら寄付手続きに進む
ログイン画面になりますが、申込みは登録してもしなくてもできます。
年に複数回申し込む場合は登録しておくと次回の申請が楽になるので会員登録を無料でしておくのがオススメです。
③寄付者情報の入力
会員登録しておくと省ける部分もありますが、個人情報を入力する必要があります。
ここで注意しなければならないのが、『ワンストップ特例制度の申請』の箇所。利用する方は必ずこの段階で『希望する』を選択してください。しないとお礼の品と一緒に届くはずの申請書がもらえません。
④支払方法など決定の上、申込み内容を確認
初めて申し込む方は、改めて確認画面で自分が申請する自治体やお礼の品、支払内容など重要な点を確認してください。
内容が問題なければ申請を進めて完了です。申請後登録したメールアドレス宛てに申込み内容が記載されたメールが送られてきます。
ウェブ上での手続きは以上です。時期によって前後する可能性はありますが、大体2週間以内、早ければ10日以内にはお礼の品が登録した住所に届きます。
5.商品が届く!
ウェブでお申込みが完了したらいよいよお礼の品『クラフトビール』が家に届きます!
(筆者の場合は申込み後1週間ほどで届きました)
△静岡県藤枝市に寄付して届いたよなよなエール1ケース(ヤッホーブルーイング) 350ml×24本
実際届くとうれしくなりますね。筆者はもともと別の自治体に寄付をしていて2番目にこのクラフトビールを申請したので、寄付金は払ってはいるもののこの回の分は実質負担している感覚はありませんでした。本当にうれしい。
△冷蔵庫に入れるとうれしさ倍増。絵的に見たかったので冷蔵庫に入れちゃいましたが、飲む温度など気にされる方もいらっしゃるかと思うのでそこは自由に。
まとめ
今回はクラフトビールを『お得に』楽しむ方法の1つとして『ふるさと納税』を。その中でも還元率の高い『よなよなエール1ケース(ヤッホーブルーイング) 350ml×24本』を取り上げさせていただきました。
もちろんお礼の品はヤッホーブルーイングさんのものだけではなく、コエドブルワリーやエチゴビールのような有名な醸造所のものはもちろん、普段買えない珍しい地ビールもありますので、是非1度のみならず複数回試してみてください!